日本のPDA市場は､2000年頃に一大ﾌﾞｰﾑ(Palmﾌﾞｰﾑ)で盛り上がりました。しかし、携帯電話の普及と反比例するかのように､日本語版Palmは無くなり､PocketPCも店頭から消えていきました。私の住んでいる広島市近郊では､家電量販店の売り場で見られるのはﾘﾅｻﾞｳだけという寂しい状況です。
昨日の書込みでSL-C860の使用ｱﾌﾟﾘを整理してみました。結果､ﾘﾅｻﾞｳはｶｽﾀﾏｲｽﾞをほとんどやらなくても使えていることにあらためて気付かされました。ｶｽﾀﾏｲｽﾞ(面倒なこと)をやらなくてもそこそこに使えることも普及していくためには必要な条件かもしれませんね。(私個人はｶｽﾀﾏｲｽﾞこそPDAの醍醐味であると思ってますが)
ただし､ﾘﾅｻﾞｳにしても通信設定をしないことにはその恩恵には預かれません。 通信抜きではかつての電子手帳止まりです。使うまでの手順(ｶｰﾄﾞ購入→ﾌﾟﾛﾊﾞｲﾀﾞ契約→ｶｰﾄﾞ設定)は決して難しいことではありませんが､PCに不慣れな人からすれば相当に面倒で敷居が高いのかもしれません。
そういう意味からも来月に発売予定のW-ZERO3には大きな期待を寄せています。PDAの一大転機になり得るかもしれません。PHSであることが気がかりですが､ﾃﾞｰﾀ通信が主体のﾃﾞﾊﾞｲｽであれば致し方ないことかもしれません。何はともあれPDAの一ﾌｧﾝとしてW-ZERO3の大ﾋｯﾄを心から祈っています。
