nobuの日記D

広島発のカメラとの戯れを語る日記です。 元Nokia E90マイスター。Nikon沼 (D810 & Dfカスタム) と銀塩カメラ沼 (Nikon F2 Titan) にハマってます。

Leica M9-P(その3)---ガラケー未満

気分転換に近所の公園を歩いたら、藤の花が咲いてました。
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M9-P & M-ROKKOR 40mm/F2.0 絞り優先AE(F2、1/1,000秒、±0.0EV)/ISO160/AWB
M9-Pに驚かされたのは CCDセンサーの色味ではありません。ガラケー未満の背面液晶です。酷いことはネット情報で知ってましたが、これ程とは....
撮ってる際中に写真の出来栄えを確認できないので、フィルムカメラで撮っているような感覚を味わえました。これはこれでありかも (^_^;)

Leica M9-P(その2)---安価な国産Mマウントレンズ

遂に憧れのライカ / M9-Pをゲットしました。しかし、ここで調子に乗ってズミルックスやズミクロンといった現行レンズまで購入すると軽く大台を越えてしまいます。流石に散財が杉るし、楽しみは小出しにする方が良かろうと思ったので、たちまちは手持ちのレンズで凌ぎ、M9-Pを使い慣れたところで現行レンズ選びを妄想することにしました。どっちにせよ、コロナが収まらないことには外出もままならないし....
手持ちのレンズの中でM9-Pで使える可能性があるのは、40〜50年前に発売されたMINOLTAのMマウントレンズ群のみです。7年くらい前に m4/3でのオールドレンズ遊び用にオクで入手しました。半年間程チェックし続けて (良心的と思われる) 個人出品者から状態の良いものを1本ずつ買い釣った思い入れのあるレンズです。放出はせずに大切に(?)防湿庫の肥やしにしていました。よもや、こういう出番が巡って来ようとは夢にも思いませんでした。

  • M-ROKKOR 28mm/F2.8 (製造番号の刻印無し / MINOKTA CLE用?)
  • M-ROKKOR 40mm/F2.0 (製造番号の刻印有り / LEITZ-minolta CL用?)
  • M-ROKKOR 90mm/F4.0 (製造番号の刻印無し / MINOKTA CLE用?)


これらのレンズをM9-Pで使うに当たって、確認項目が2つありました。

  1. マウント部分の距離計カムの形状
    • M-ROKKORレンズのカム形状には マウント面に対して平行なもの (←純正のライカレンズと同じ) と傾斜したものの二種類あり、傾斜カムの方は ライカのカメラで無限遠が出ないらしいです。
    • 手持ちの3本の内、LEITZ-minolta CL用と目される40mmのみが傾斜カムでした。物は試しにとM9-Pに装着したところ、無限遠で二重像が若干ズレました。無限遠が出ないことは気になりませんが、スナップ撮影の距離で実用レベルか、を確かめる必要がありますね。
  2. レンズ検出
    • M9-Pは「MENU」-「レンズ検出」-「マニュアル」からライカレンズの入力コードを任意に選択できます。
    • 選択候補内に28 f/2.8と90 f/4はありましたが、40 f/2はありませんでしたので、止む無く35 f/2を選びました。

これにてレンズが無くてM9-Pが使えないという間抜けな状況は回避できました。しかし、海外へ発注を掛けたストラップがいつ発送されるやもわからず、コロナも含めて外へ持ち出せる状況ではありません。今は自宅内でM9-Pの分離シャッターを押しては その感触を悦ぶだけです (^_^;)

Leica M9-P(その1)---ジムニーからライカ

先日、スズキから「コロナの影響でジムニーの納期が遅れます」との連絡あり、納期一年越えが確定しました (>_<)「昨年1月に申込んだ人の納車が未だです」ということだから、自分のジムニーは少なくとも後4ヶ月くらいは待たされることになりそうです。また、このGWは (おそらくはコロナが終息せずに 夏休みも冬休みも) 自宅に籠りっぱなしで旅行への出費もありません。という訳で、思いきってジムニーと旅行の予算の一部をカメラ道楽に注ぎ込むことにしました。
選んだのは ライカM9-P シルバークローム。9年前に発売されたデジカメで とっくの昔にディスコンされています。しかし、中古とは言え、流石にライカ、清水の舞台から飛び降りるくらい(?)の感覚でポチり*1ました (^_^;)
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MAP CAMERAの新同品故、外観のコンディションは新品と言っても過言ではないくらい綺麗でした。また、ライカカメラジャパンにて センサー、シャッター駆動部品交換を含むオーバーホール済みであることも購入の決め手になりました。

現行のM10-Pや一世代前のM-Pではなく敢えて二世代前のM9-Pを選んだ理由は、

  • シンプルな撮影スタイル = 露出と構図を決めてシャッターを押すだけ
    • Nikonでなければ撮れないような難しい撮影は潔く諦められる
  • デジカメでありながら銀塩カメラのような不便さ (撮っている実感) を味わえる
    • ISO感度を上げられない = ISO400が実用レベルの上限(らしい)
    • 気持ち良いくらい機能が何も無い (実用に耐え得る連写、ターゲット追尾AF、瞳AF、動物AF、ピーキング、手ブレ補正、位置情報記録、防塵・防滴構造、等々)
  • 唯一無二なKodak製フルサイズCCDセンサー
    • Kodakフィルムのような色味に期待 (銀塩の代わりになれば良いなぁ)
  • 大きな"M9"の刻印やライカの赤バッジの無い控え目なデザイン
  • そろそろライカ
    • イカに逝っても 宝の持ち腐れにならない程度の撮影の心得と経験値は修められたのかなぁ、という何の根拠も無い自負
  • M10-P (あるいは次世代機のPバージョン) を 次の楽しみに取っておける

といったところです。
レンズは ライカのオールドレンズを分解清掃・グリスアップ、等の整備込みで注文しました。届くのは来月下旬くらいになるとのことなので、当面は手持ちのM-Rokkorレンズで凌ぎます。
「貴方にはライカは敷居が高い」と いわれのない言葉を投げ掛けられたトラウマがあります。喉に刺さったままだった魚の小骨が漸く取れたのかなぁ (苦笑)

*1:Map Cameraで578千円