nobuの日記D

広島発のカメラとの戯れを語る日記です。 元Nokia E90マイスター。Nikon沼 (D810 & Dfカスタム) と銀塩カメラ沼 (Nikon F2 Titan) にハマってます。

Treo650(その109)---ROMカスタマイズまとめ

お粗末な(その107)の更新に納得いかず、もやもやした気持ちの区切りを着けるべく、あくまでも自分用の備忘録としてまとめてみました。 *1

  1. 用意するもの
    • Treo650
    • 母艦PC(CF-R3)
    • ホットシンクケーブル(ホットシンクのボタン付) // 購入時の付属品
    • ROMTool」マニュアルのプリントアウト(→ココ)
  2. 最新環境のバックアップ
    • ホットシンクを実行して母艦PCに最新環境のバックアップをとっておく。
    • RBackup」でSDカードにも最新環境のバックアップをとっておく。
  3. ソフトウェアの導入
    • Treo ROM Toolのサイト // grack.com (→ココ)から「RomTool.zip」をダウンロードする。
    • ZIPファイルを解凍すると、「RomTool.exe」と「treo-650-bootloader-drivers.exe」が展開される。
      • ディレクトリ(C:\ROMTool)を作成し、この中に「RomTool.exe」を入れる。
      • treo-650-bootloader-drivers.exe」を実行し、Bootloaderのドライバを任意のフォルダに展開し、デバイスマネージャでこのドライバを母艦PCへインストールする。
    • .NET Framework」を→ココからダウンロードして母艦PCへインストールする。
  4. Phone Infoの取込み
    • Treoのディスプレイをレインボー状態にする。
      • Treoにホットシンクケーブルを繋ぐ。
      • Treoをソフトリセットさせてディスプレイが消えたところでホットシンクケーブルのホットシンクボタンを押すとディスプレイがレインボー状態になる。 Treoのディスプレイには、赤い帯部分に“Bootload v 0.24”とのみ表示される。
    • 母艦PCで「ROMTool」を起動させる。
    • その後でホットシンクケーブルを母艦のUSB端子に繋いでやると、Treoのレインボーの画面の緑の帯部分に“SD”、青い帯部分に“USB”と文字が現れて、「ROMTool」がPhone Infoの取り込みを自動で開始する。 この際、画面ものように変わる。
  5. オリジナルROMイメージの取込み
    • ROMTool」のDownload ROMタブを選ぶ。
    • “Zip + MD5"と“Directory”とあるが、“Directory”を選択する。
    • Browseボタンを押し、ROMイメージを取り込むディレクトリ(C:\ROMTool\Treo650 ROM Image Original(変更するな))を作成する。
    • Downloadボタンを押し、TreoからオリジナルROMイメージを母艦PCへダウンロードする(取込む)。
  6. レシピROMイメージの作成
    • 上記5のオリジナルROMイメージのディレクトリを丸ごとコピーして、レシピROM用のディレクトリ(C:\ROMTool\test1)を作成する。
    • id:tosichanさんのレシピ(→ココココ)に従い、ROMイメージを加工する。 *2
      • ファイル名に“Chineese”を含む全てのファイルを削除する。(私のTreo650は香港版)
      • 4GB SDカードドライバ(FAT32.PRC)を→ココからダウンロードして、オリジナルROMイメージ内のFATFS.prcと入れ替える。
      • VersaMail」、「RealPlayer」、「Blazer」、等の関連ファイル(計5.48MB/302個)を削除する。
  7. レシピROMイメージの焼き付け
    • ROMTool」のUpload ROMタブを選ぶ。
    • Select゙タンを押し、上記6で作成したレシピROMイメージのディレクトリ(C:\ROMTool\test1)を選択する。
    • Uploadボタンを押し、レシピROMイメージを母艦PCからTreoへアップロードする(焼き付ける)。
    • 完了したらTreo背面のリセットスイッチを押してROMToolから抜ける。 ソフトリセットの無限ループに入る*3ので、ハードリセットをかけて出荷時の初期状態にする。
  8. Treoを元の環境へ復旧(リストア)させる
    • 母艦PCとホットシンクを行い、「PalmDesktop」の復旧機能で元の環境へリストアさせる。 *4
    • Japon」は再インストールする。
    • 各シェアウェアのレジストコードを入力する。
    • 母艦PCとのBTペアリングをする。(BTホットシンクの為)
    • BT携帯(P902i)とのBTペアリングをする。(BTモデム設定の為)
    • その他 微調整
  9. ROMカスタマイズの恩恵
    • 安定化 // 重たいPalmウェアを繰り返し何度立ち上げてもソフトリセットしなくなる。
      • 例えば、ゲームエミューレータ「Little John PalmOS」は、あるGB ROMイメージのロードボタンを押すと落ちることが多かったのですが、全く落ちなくなりました(^^
    • 4GB SDカードが使用可能になる。
      • 4GB SDを持っていないので、未検証。
      • 手持ちの2GB SDは正常動作確認済み。
  10. 不具合
    • 今のところはありません。

*1:ROMカスタマイズの実行は自己責任でお願いします。 ここで紹介した手順により母艦PCもしくはTreo650に問題を生じても私は一切の責任を負いません。

*2:レシピ導入の決断は自己判断・自己責任でお願いします。 ここで紹介したレシピ導入により母艦PCもしくはTreo650に問題を生じても誰も一切の責任を負いません。

*3:入らなかったという方もいらっしゃいますが、私の場合は入りました(^^;

*4:このリストア方法がベストかどうかは人それぞれかと思います。 私の場合は「RBackup」でのリストアはソフトリセットの無限ループに入り、駄目でした。 「RBackup」でもOKという方もいらっしゃいます。