何度も書いているとおりキーワードは“安定化”と“高速化”です。 「ROMTool」で前者が、VMAXこと「PXA Clocker Lite」で後者が得られました。 ただし、“高速化”についてはバッテリ消費とのトレードになる為、チューンアップが必要です。
手始めに私が最もよく使っているPalmウェアの一つ「TCPMP」をチューンアップしてみました。 その66(→ココ)で紹介しているように、私は次の二パターンのうちのいずれかで観ています。
音質重視時は、何も手を加えなくても「TCPMP」の動画はスムースに再生されます。
一方、手ぶら重視時は、そうは行きません。 「TCPMP」に加えて「Softick Audio Gateway」も実行するので、画像や音が所々途切れがちになり、CPUのパワー不足を感じました。 更にDBCash不足で安定性も欠きました。 ところがこの度の第六次パワーアップ計画によりその双方が解消され、音質重視の場合と同様に快適環境が得られました(^^
まず、DBCash不足の方は「ROMTool」によるレシピROMへの差し替えで全く問題なくなりました。 もう一つのCPUパワー不足の方は「PXA Clocker Lite」のカスタマイズで解消されます。 ただし、上記のとおりバッテリ消費とのトレードになるので、次のとおり数通りの組合せを試しました。
#######TCPMP####Softick Audio Gateway####動作の判定
ケース0----312MHz-------------312MHz-------------------△*1
ケース1----429MHz-------------429MHz-------------------◎
ケース2----429MHz-------------312MHz-------------------◎
ケース3----390MHz-------------312MHz-------------------◎
ケース4----351MHz-------------312MHz-------------------○*2
「TCPMP」へ適用するCPU周波数を上げると如実に動作が軽快になります。 もたつきが見られないMinimum CPU周波数のケース4を採用することにしました。
バッテリ消費ですが、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(124分)で計測したところ、手ぶら重視時で29%、音質重視時で24%でした。
何にしても楽しいです、Treo650 (^^ これだけ遊べたら充分に元は取れて(?)ますよネ・・・